共栄制御機器の供給品目
～検査機器から全自動ラインまで～
共栄制御機器はお客さまの自動化のため、常に「これまでにない」を開発・供給します。これまでの納入機の用途だけでも、家電・電子機器、自動車、船舶、食品・飲料、製紙、レジャーなど、枚挙にいとまがありません。
一例として、現在のカタログには下記の品目が掲載されています。但しこれらは定番化された一部の商品例に過ぎず、共栄制御機器の実績のほとんどは一品一様の仕様から成ります。
■検査機器
抵抗膜式タッチパネル検査機、静電容量タッチパネル検査機、LCDパターン検査機、 SW測定ユニット、
電気力線放射式除電器、二次元コード読取機等
■樹脂塗布・貼合機器
半自動樹脂塗布・貼合装置、液晶封止樹脂塗布装置、レーザー封止ユニット、 基板全周封止システム、
基板貼り合せ精度測定装置、高速型精密シール装置、 脱気シーラー、倣い塗布システム等
■UV硬化機器
UV照射装置、LED照射ユニット（UVLEDユニット）、 レーザー照射ペン（UV‐Pencil）、
携帯用LED照射器（LED-UV）等
■パネル供給機器
パネル搬送システム、タッチパネル検査機等
共栄制御機器の提供する価値
（１）装置のご要望～作りこみのサイクル
共栄制御機器の役割は、装置に求められるご要望をお聞きして、お客さまの競争力の向上に資する装置を設計、製造してお納めし、確実に稼働させることです。機械だけではクリアできないお客さまの技術課題を、共栄制御機器はソフトウェアの改良によって解決することもできます。お客さまから、「ソフトの共栄」とのご評価をいただく所以であります。
（２）オリジナル商品が切り拓く共栄の技術
共栄制御機器は、お客さま毎に仕様の異なる装置を納めるほか、独自に開発したオリジナル商品を送り出して参りました。オリジナル商品は、共栄制御機器の技術力の結晶であり、また、それぞれの時代における取引き先業界を広げる先兵的存在であります。共栄制御機器は、継続的にオリジナル商品を開発・上市して、より広い業界のお客さまに採用していただくことを目指しています。
取り巻く経営環境の変化
お客さまの「付加価値」の発見と競争力向上を可能とする知的資産
（１）経験値の蓄積と確実な納品のためのリスク分析力
共栄制御機器は、1965年の創業当時に船用自動操舵装置の制御盤製造を始めて以来、機械・電気・電子の三技術を最適に組合せ、品質と経済性とをバランスよく備えた各種装置を提供して参りました。
この三技術が集約された開発力を武器に、共栄制御機器の大胆な挑戦を厭わない企業風土の下、社員一人一人には多くの成功事例や失敗事例の経験値が蓄積されています。
これまでに手掛けた装置には、液晶封止装置、ワイヤーハーネス装置、LCDパターン検査機のように、お客さまの品質・品質安定性や生産性・歩留り率を向上したものをはじめ、複合材料の生産設備のように新しい素材の加工組立てを可能としたような製品の高付加価値化に成功したものが多く含まれます。しかし、中にはお客さまのニーズにマッチせず御期待に応えられなかった案件も含まれます。こうした経験をから、共栄制御機器にはお客さまのご満足を得ることができる装置をいかに確実に納品・調整できるか、リスクを正確に分析する力を有します。
（２）お客さまとのコミュニケーション力～全社提案力
共栄制御機器には、先に述べたようなお客さまの満足を得るためには大胆な挑戦を厭わない企業風土と、「言い難いことでも言う」といったコミュニケーション重視の企業風土とがあります。これらにより、自らが挑戦を厭わないためにお客さまの望む自動化後の姿を積極的に描くことができ、しかも、コミュニケーションを大切にしてお客さまの考えを存分に聞くことができる社員らによって「お客さまとのコミュニケーション力」を形成しています。
社員には各自の経験に基づく専門性があり、コミュニケーション力を増しています。
こうしたコミュニケーション力を先に述べたリスク分析力と組み合わせ、全社の提案力を構成します。
（３）柔軟な設計力
上で述べた大胆な挑戦を厭わない企業風土は、時に画期的な発想をもたらし、既存の技術を思い切って組み合わせることも可能とする柔軟な設計力の元となります。共栄制御機器では、8名が機械の設計を、7名が制御の設計を夫々担当し、各人が担当案件の責任を受け持ちます。柔軟な設計の力は、2010年に販売を開始した貼り合せ装置の機構設計においても存分に発揮されました。
また、全社提案力によって早期に基本設計に着手することができ、その分十分な時間をかけ、社内全部門の目線から検証が行われます。
さらに、精度の高いリスク分析力を再び発揮して、思い切った組合せではありながらも、無理なく要求仕様を充足しているかを何度もチェックします。
（４）粘り強い対応力
共栄制御機器は1972年に家電製造ラインに参入して以来、お客さまの連続操業を優先する思想を守っています。お客さまの連続操業を優先するため、共栄制御機器の社員はご要求に必ず応えることの執念を共有しています。
また、同じく連続操業の優先思想の下、アフターサービスの即応体制を備えています。
さらに、先に述べたコミュニケーション重視の企業風土が社員らによる協力会社とのコミュニケーション力を育て、協力会社とも上で述べた執念を共有しています。これらの執念と即応体制とが、共栄制御機器の粘り強い対応力を構成しています。
（５）オリジナル商品を通じたお客さまの広がり
三技術の集約された開発力を基に、共栄制御機器は先に述べたようなオリジナル商品の開発力を有します。現在も新規に1件のオリジナル商品の上市を目指しています。
そして、オリジナル商品を通じて、より広い業界・業種のお客さまにその提供価値を評価していただく機会を得ています。
共栄制御機器のお客さまが広がることにより、先に述べた未導入工程における自動化の「付加価値」をお客さまと共に発見するチャンスが増えます。こうした付加価値のより高い自動化装置を共栄制御機器が開発して供給し、製品の高性能・高機能化をはじめとするお客さまの競争力向上を達成することができます。
毎年、10件以上の新たなお客さまとの取引開始を目指しています。
（６）お客さまの「付加価値」発見と競争力向上
これまでに述べた全社提案力、柔軟な設計力及び粘り強い対応力といった三つの組織の力が、装置のご要望から作りこみまでのサイクルにおいて作用し合い、製品の高性能・高機能化、生産プロセスの改善及び装置の歩留まり率向上といった顧客提供価値（お客さまの競争力）を生み出します。
さらに、自動化装置による品質の向上や質の均質化、手作業よりも低いミスの発生率、より高い処理速度のような、期待される以上の付加価値が何であるかをお客さまと共に発見して、これらお客さまの競争力向上をより大きなものとします。
お客さまの「付加価値」発見と競争力向上のストーリー
（知的資産の連鎖）
共栄制御機器の知的資産が働き合って顧客提供価値を生み出します。
