Before
パネルの導線を成型する際に、導線の中にゴミや異物が混入していることによって、導線間の短絡(ショート)が起こることがあります。この導線間の短絡(ショート)によって、電気的な性能が低下し不良が生じることがありました。また、これによって製品の作り直しが発生し、歩留まりが悪くなってしまうことがありました。
コストダウン事例
After
パネルの導線間の抵抗を測定し、短絡(ショート)がある不良部分を発見し、導線に両側から高い電圧をかけることで短絡不良部分を焼切ることができます。これによって準完成品の性能を向上させることができます。パネルを新たに作り直しとなることがありませんので、歩留まりを向上させることができました。
ゴミや異物の混入など、生産途中に何らかの原因によって短絡(ショート)が発生してしまった準完成品の性能を向上させることによって、完成品として使用することが可能になります。また、製造工程における歩留まりの改善だけではなく、局所的な電気抵抗の低下が起こらなくなりますので、製品としての性能も保つことができます。