Before
加工(表面改質)装置1台に対して、作業員1名が加工装置にスタンバイしなければなりませんでした。また、加工対象のワークは作業員が手作業で搬送し、セッティングを行う必要があったため、作業員によって作業性のばらつきもありました。また、作業員が作業するスペースが必要となるために、加工装置以外の作業スペースも確保する必要がありました。
コストダウン事例
After
加工(表面改質)装置を複数台並行に設置し、自動搬送の自動機と3軸の直交ロボットと組み合わせることで、加工の処理能力を大幅に向上させることが可能になりました。また、従来は手作業で行っていた加工装置へのワークセット、搬送作業、仕分け作業などを自動機によって行うことが可能になるので、省人化、無人化にもつなげることができ、コストダウンにもなります。
単一の工程を行う自動機を工程ごとの導入に比べて、複数の工程を集約した自動機を導入する方が、コストダウン、リードタイム短縮、また、省スペース化を実現できる場合があります。作業時間の短縮に起因するコストダウンだけではなく、ロボット導入による省人化、無人化によるコストダウンも考慮することで、自動化による費用対効果を検討することができます。