Before
位置合わせの自動機で高精度(5μm以下)の精度を出す位置出しの装置では、従来リニアサーボモータを利用して位置合わせを行っていました。しかし、汎用のリニアサーボモータの種類が少ないために、過剰なスペックのリニアサーボを選定することになってしまったり、リニアサーボモータが長納期品であったために、余分に納期が必要になってしまう場合がありました。
コストダウン事例
After
位置精度を出す自動機において、リニアサーボモータを使う代わりに、位置合わせ機構にリニアスケールを取り付け、汎用サーボモータとの組み合わせでクローズドループ制御を行うことで、高精度の位置合わせを実現することが出来ます。また、汎用サーボモータは種類が豊富であるため、調達のリードタイムに柔軟な対応を行うことが可能になります。
自動機において、サーボモータを使用してのオープンループ制御の場合、出力変数を検証できないので、位置合わせの精度はクローズドループ制御には劣ってしまいます。クローズドループ制御の方がオープンループ制御に比べて機器点数は増える傾向がありますが、汎用のサーボモータとリニアスケールを使用することでトータルコストを抑えることが可能です。